はじめに

身近な狐・狸から、動物園の人気者、そして「読める人はほとんどいない」珍獣まで。動物の難読漢字を全53問集めました。膃肭臍(おっとせい)や穿山甲(せんざんこう)まで読めたら、漢字博士です。

ご家庭でおひとりで、ご家族といっしょに、デイサービスのレクリエーションで。どうぞご自由にお使いください。

印刷用プリント(無料・全53問/11枚)

A4サイズのPDFです。1枚に5問ずつ、動物編①〜動物編⑪のように分かれています。1枚が独立したプリントなので、1日1枚・1回のレクで1枚という使い方ができます。

  • 選択肢つき——答えの候補が上に並んでいるので、思い出せなくても選べます
  • マス目つき——読みの文字数ぶんマスがあるので、ヒントになります
  • 答えは同じ紙の下——その場で答え合わせができます

会員登録も、お名前の入力もいりません。

印刷用PDFをダウンロード(11枚・全53問)

使い方のヒント

漢字を見て、読み方を声に出してみましょう。えんぴつでマスに書き入れると、さらに頭を使います。

わからなくても、まったく問題ありません。「なんだったかな」と思い出そうとする時間こそが、いちばんの脳の運動になります。選択肢を見ながら「これかな、あれかな」と迷う時間も、りっぱな脳トレです。

理学療法士からのひとこと —「思い出そうとする力」

漢字を思い出そうとするとき、私たちの脳は記憶の引き出しを次々に開けています。この作業は想起(そうき)と呼ばれ、記憶を保つうえでとても大切なはたらきです。

大事なのは、正解できたかどうかではありません。「思い出そうとした」という事実のほうが、脳にとってはずっと価値があります。

もうひとつおすすめなのが、声に出して読むことです。読むだけでなく、自分の声を耳で聞くことで、脳のはたらく場所が増えます。ご家族やお仲間と「これ読める?」と出し合うと、会話も生まれていっそう効果的です。

全53問 いちらん(答え・豆知識つき)

挑戦したあとの答え合わせにお使いください。豆知識も添えてあります。

No.漢字読み豆知識
1うさぎ「うさぎ追いしかの山」の唱歌でおなじみ。1羽2羽と鳥のように数えます。
2きつね稲荷神社のお使い。人を化かすという昔話でおなじみですね。
3たぬき「たぬき寝入り」でおなじみ。本当に驚くと気を失うことがあります。
4いのしし「猪突猛進」まっすぐ突き進む。子どもは「うり坊」と呼ばれます。
5おおかみ日本狼は今は絶滅。「送り狼」ということわざにも残っています。
6いたち「いたちごっこ」の語源。江戸時代の、終わりのない子どもの遊びが由来です。
7ふくろう「不苦労」と書いて縁起物。首を後ろまで大きく回すことができます。
8土竜もぐら土の中にトンネルを掘って暮らす働き者。たくさん食べる大食いです。
9山羊やぎ紙を食べるのは植物の繊維だから。今の紙はインクが体に悪いそうです。
10蝙蝠こうもり空を飛ぶ唯一の哺乳類。超音波で暗闇の中を飛び回ります。
11栗鼠りすほおぶくろにたくさん詰め込みます。埋めた木の実を忘れることも。
12針鼠はりねずみ名前にネズミがつきますが、実はモグラに近い仲間です。
13山猫やまねこ日本では西表島と対馬だけにすむ、とても貴重な動物です。
14洗熊あらいぐま食べ物を水で洗う仕草から。実は洗っているわけではないそう。
15白鼻心はくびしん鼻すじの白い線が名前の由来。ジャコウネコの仲間です。
16河馬かば見た目とちがって気があらく、アフリカではとても危険な動物です。
17麒麟きりん首が長いのに、首の骨の数は人間と同じたった7個です。
18駱駝らくだ背中のこぶには水ではなく、脂肪が詰まっています。
19ひょうしとめた獲物を木の上まで運んでから、ゆっくり食べます。
20さい角は骨ではなく、髪の毛と同じ成分でできています。
21縞馬しまうましま模様は一頭ずつ違う、人間でいう指紋のようなものです。
22羚羊かもしか「かもしかのような脚」と言いますが、実はウシの仲間です。
23猩々しょうじょうオランウータンのこと。赤い顔の伝説の生き物にちなみます。
24狒々ひひヒヒのこと。昔話では人里に現れる妖怪としても描かれました。
25大熊猫パンダ「大きな熊のような猫」。一日の大半を食事に費やします。
26駝鳥だちょう鳥なのに飛べませんが、走ると時速70キロにもなります。
27驢馬ろば馬より小さいですが、力持ちで辛抱強い働き者です。
28麝香猫じゃこうねこ世界一高価なコーヒー「コピ・ルアク」を生む動物です。
29馴鹿となかいサンタクロースのそり役。オスもメスも角があります。
30豪猪やまあらし背中の針は身を守る武器。抜けても生え変わります。
31海豚いるか「海の豚」と書きますが、実はクジラの仲間です。
32膃肭臍おっとせい難読漢字の王様。昔は強壮薬の名前にも使われました。
33海獺ラッコお腹の上で石を使って貝を割って食べる姿がおなじみ。
34海象せいうち立派なキバが特徴。「海の象」と書きます。
35海驢あしか「海のロバ」と書きます。ショーでおなじみの人気者。
36海豹あざらしゴマフアザラシの赤ちゃんは真っ白。流氷の上で生まれます。
37儒艮じゅごん人魚のモデルと言われる、おだやかな海の生き物です。
38海狸ビーバー木をかじってダムを作る名人。川をせき止めてしまいます。
39土豚つちぶた「土の豚」。長い舌でシロアリを食べる、アフリカの珍獣です。
40樹懶なまけもの一日中木にぶら下がり、動きはとてもゆっくりです。
41穿山甲せんざんこう全身がウロコに覆われた、まるで生きた松ぼっくり。
42食蟻獣ありくい長い舌で、一日に3万匹ものアリを食べるそうです。
43鴨嘴獣かものはし哺乳類なのに卵を産む、世界でもとても珍しい動物です。
44麝香鹿じゃこうじか香水の原料「麝香」を持つ鹿。キバがあるのも特徴です。
45ばく悪い夢を食べてくれるという、伝説の生き物と同じ名前を持ちます。
46てん冬になると毛が黄金色になる個体がいます。高級な毛皮でも有名。
47かわうそ捕った魚を岸に並べる習性が、「獺祭」という言葉のもとになりました。
48ひぐま日本最大の陸の動物。北海道にすんでいます。
49騾馬らばロバとウマの間に生まれた、力持ちの働き者です。
50貂熊くずり小さな体で自分より大きな獲物も狙う、勇敢な動物です。
51天竺鼠てんじくねずみ学校の飼育小屋でおなじみ。南米生まれで、天竺は遠い外国という意味。
52むじな「同じ穴のむじな」のむじな。アナグマなどを指す呼び名です。
53大山猫おおやまねこ耳の先のふさふさした黒い毛が目印の、野生のネコです。