はじめに
お寿司屋さんの湯のみでおなじみの「魚へんの漢字」。読めそうで読めない字を、やさしいものから難しいものまで全60問集めました。最後のほうには、魚へんではない当て字(秋刀魚・柳葉魚など)も入っています。
ご家庭でおひとりで、ご家族といっしょに、デイサービスのレクリエーションで。どうぞご自由にお使いください。
印刷用プリント(無料・全60問/12枚)
A4サイズのPDFです。1枚に5問ずつ、魚へん編①〜魚へん編⑫のように分かれています。1枚が独立したプリントなので、1日1枚・1回のレクで1枚という使い方ができます。
- 選択肢つき——答えの候補が上に並んでいるので、思い出せなくても選べます
- マス目つき——読みの文字数ぶんマスがあるので、ヒントになります
- 答えは同じ紙の下——その場で答え合わせができます
会員登録も、お名前の入力もいりません。
使い方のヒント
漢字を見て、読み方を声に出してみましょう。えんぴつでマスに書き入れると、さらに頭を使います。
わからなくても、まったく問題ありません。「なんだったかな」と思い出そうとする時間こそが、いちばんの脳の運動になります。選択肢を見ながら「これかな、あれかな」と迷う時間も、りっぱな脳トレです。
理学療法士からのひとこと —「思い出そうとする力」
漢字を思い出そうとするとき、私たちの脳は記憶の引き出しを次々に開けています。この作業は想起(そうき)と呼ばれ、記憶を保つうえでとても大切なはたらきです。
大事なのは、正解できたかどうかではありません。「思い出そうとした」という事実のほうが、脳にとってはずっと価値があります。
もうひとつおすすめなのが、声に出して読むことです。読むだけでなく、自分の声を耳で聞くことで、脳のはたらく場所が増えます。ご家族やお仲間と「これ読める?」と出し合うと、会話も生まれていっそう効果的です。
全60問 いちらん(答え・豆知識つき)
挑戦したあとの答え合わせにお使いください。豆知識も添えてあります。
| No. | 漢字 | 読み | 豆知識 |
|---|---|---|---|
| 1 | 鮭 | さけ | 川で生まれて海で育ち、生まれた川に戻ってくる魚です。 |
| 2 | 鯖 | さば | 数をごまかす「サバを読む」は、鯖を数える速さが由来という説も。 |
| 3 | 鯵 | あじ | 味が良いから「あじ」と名付けられたと言われています。 |
| 4 | 鰯 | いわし | 弱い魚と書くのは、陸に揚げるとすぐ弱ってしまうから。 |
| 5 | 鮪 | まぐろ | 泳ぎを止めると呼吸ができないので、寝ている間も泳いでいます。 |
| 6 | 鰹 | かつお | 堅い魚と書くのは、干すとカチカチの鰹節になるから。 |
| 7 | 鱈 | たら | 雪の季節においしい魚。「たらふく食べる」の語源とも言われます。 |
| 8 | 鰤 | ぶり | 師走においしいから魚へんに師。大きくなると名前が変わる出世魚。 |
| 9 | 鰻 | うなぎ | 土用の丑の日に食べる習慣は、平賀源内の発案という説が有名。 |
| 10 | 鯛 | たい | めでたい魚の代表。「腐っても鯛」ということわざも。 |
| 11 | 鮫 | さめ | 歯は何度抜けても、何度でも生え変わります。 |
| 12 | 鯨 | くじら | 魚へんですが、実は魚ではなく哺乳類です。 |
| 13 | 鮎 | あゆ | 縄張りを持つ魚。その習性を利用したのが友釣りです。 |
| 14 | 鰆 | さわら | 春を告げる魚と書きます。西京焼きが有名ですね。 |
| 15 | 鰈 | かれい | 海底で平たく暮らす魚。目は体の右側に寄っています。 |
| 16 | 鯉 | こい | 滝を登ると龍になる伝説から、こいのぼりが生まれました。 |
| 17 | 鱒 | ます | サケの仲間。ニジマスは釣り堀でもおなじみです。 |
| 18 | 鮑 | あわび | 実は巻き貝の仲間。贈り物の「のし」の起源です。 |
| 19 | 鰊 | にしん | 春告魚とも呼ばれます。数の子はニシンの卵です。 |
| 20 | 鮃 | ひらめ | 「左ヒラメに右カレイ」。目は体の左側に寄っています。 |
| 21 | 鱸 | すずき | セイゴ、フッコと名前を変えて育つ出世魚です。 |
| 22 | 鮒 | ふな | 「釣りはフナに始まりフナに終わる」と言われます。 |
| 23 | 鯰 | なまず | 大きなひげが自慢。地震を知らせるという言い伝えも。 |
| 24 | 鰌 | どじょう | 柳川鍋でおなじみ。ぬるぬるは体を守るためです。 |
| 25 | 鰐 | わに | 魚へんですが爬虫類。古事記の物語にも登場します。 |
| 26 | 鱶 | ふか | サメの別名。高級食材ふかひれの「ふか」です。 |
| 27 | 鱧 | はも | 京都の夏の味。小骨が多く「骨切り」の職人技で食べます。 |
| 28 | 鱚 | きす | 天ぷらの定番。上品な白身で人気の魚です。 |
| 29 | 鰍 | かじか | 秋の魚と書きます。川底にすむ小さな魚です。 |
| 30 | 鯔 | ぼら | 出世魚。最後の名前トドが「とどのつまり」の語源です。 |
| 31 | 鮗 | このしろ | 冬の魚と書きます。お寿司のコハダは若いこのしろ。 |
| 32 | 鯒 | こち | 夏においしい白身魚。てんぷらや薄造りで人気です。 |
| 33 | 鰰 | はたはた | 秋田名物。魚醤「しょっつる」の原料です。 |
| 34 | 鯊 | はぜ | 江戸前天ぷらの定番。秋の釣りの人気者です。 |
| 35 | 鰒 | ふぐ | 「ふく」とも呼ばれ、福を呼ぶ縁起物とされています。 |
| 36 | 鮹 | たこ | 虫へんの蛸が有名ですが、魚へんでも「たこ」と読みます。 |
| 37 | 鯆 | いるか | 海豚と書くことが多いですが、この一文字でも「いるか」。 |
| 38 | 鮨 | すし | 魚へんに旨い。魚がうまいから、すし! |
| 39 | 鯱 | しゃち | 名古屋城の金のしゃちほこでおなじみです。 |
| 40 | 鮴 | ごり | 「ごり押し」は、川底のごりを押して獲る漁が語源という説も。 |
| 41 | 鮠 | はや | 川にすむ小魚。すばしっこく泳ぐ姿から「はや」。 |
| 42 | 鯢 | さんしょううお | オオサンショウウオは世界最大の両生類です。 |
| 43 | 鯤 | こん | 中国の古い書物に出てくる、伝説の巨大な魚です。 |
| 44 | 鰉 | ひがい | 明治天皇が好んだので、魚へんに皇と書きます。 |
| 45 | 鯑 | かずのこ | ニシンの卵。子孫繁栄を願うおせちの縁起物です。 |
| 46 | 鯣 | するめ | お祝いの席では、縁起よく「あたりめ」とも呼ばれます。 |
| 47 | 鯏 | あさり | 貝なのに魚へん。お味噌汁の定番ですね。 |
| 48 | 鰕 | えび | 海老や蝦が有名ですが、魚へんでも「えび」と読みます。 |
| 49 | 鱠 | なます | お正月の紅白なます。もとは魚の細切り料理のことでした。 |
| 50 | 鰓 | えら | 魚が水の中で呼吸するための大切な器官です。 |
| 51 | 鰭 | ひれ | ふぐの「ひれ酒」のひれ。魚が泳ぐためのものです。 |
| 52 | 鱗 | うろこ | 「目からうろこ」という言葉は、聖書が由来だそうです。 |
| 53 | 鮟鱇 | あんこう | 冬の鍋の王様。「捨てるところがない」と言われる魚です。 |
| 54 | 秋刀魚 | さんま | 秋に獲れる、刀のような形の魚。そのままの当て字です。 |
| 55 | 太刀魚 | たちうお | 銀色に輝く太刀のような姿。立って泳ぐことでも有名です。 |
| 56 | 柳葉魚 | ししゃも | 柳の葉の魚と書きます。アイヌの伝説が由来です。 |
| 57 | 公魚 | わかさぎ | 江戸時代に将軍家へ献上された「公儀の魚」だから。 |
| 58 | 翻車魚 | まんぼう | 世界最大級の重さをほこる魚。のんびり屋さんに見えますね。 |
| 59 | 氷下魚 | こまい | 凍った海の氷の下で獲れる、北海道の魚です。 |
| 60 | 烏賊 | いか | 死んだふりでカラスを捕まえる、という伝説から「賊」の字に。 |